山梨県の東北部に位置する丹波山村は、面積101.30平方キロメートルの山村で、全体の97%は山林という自然豊かな地域に300世帯530人が暮らしています。
今回、老朽化が進んだ町役場を建替える必要があり、多用途ホールと議場を兼用した次世代型の村役場が建設されることになりました。

美しい風土を生かした役場であったために木製でかつ新しい間仕切りを探しておられ、当社に白羽の矢が立ったというご縁でした。
建設にあたって、H鋼に直接レールを取付けることができたのは、当社スライディングウォールの小さいレールを使用したからです。
片面を掲示板として使用できるようにマグネットクロスを採用しました。
また、左右対称のデザインや両木口が丸い木縁のデザインなど細かい設定も行われ、こだわりのスライディングウォールになりました。

高さがあるために、ソリのない工夫が必要で、パネルの仕上がり重量が1枚80キロ以上になりました。
傷をつけないよう取付にはとても気を使い時間がかかったと聞いています。

建物は将来の変化に対応して改修しやすく、設備の点検・更新が容易にできる設計になっています。
また、災害時の避難場所としても機能し、多様な規模や用途に対応できるスライディングウォールの利点を最大限に発揮した現場となりました。

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建具仕様

施設名 丹波山村役場
商品名 スライディングウォール
施設分類 その他
所在地 山梨県
素材 フラッシュ戸
寸法 W10,129×H3,000×D48 1ヵ所